ACE CAFE REUNION 2008 at Brighton Madeira Drive 20th Sep 2008
 2007年はブライトンまでキャプテンジェイク率いるMean Fuckersと共に走ったのだが、まずは10時半にサウスロンドンのカフェに集合。そこから食事をとって一時間ほどして出発、途中パブにて一服、というか一杯流し込み、ようやくブライトンに着くやいなやACE CAFE REUNIONとは全く関係の無い、ちょっと外にあるパブへ突入でランチ&ビール。そしていよいよシーフロントに下りて行く頃には、ピークが過ぎた午後3時ごろ。各地から集まってくる旧車勢はかなり帰っており、イベントが既に終盤に差し掛かっていた。彼ら「Mean Fuckers」にとってこのイベントの楽しみ方は、カントリーサイドをかっ飛ばすツーリングと、仲間と騒ぐひと時がメインであった。それはそれで楽しかったが、今年はMean Fuckersとは別行動。早めに到着しシーフロントに続々と集まってくるモーターサイクル達を楽しもうと、Leather Girl Hirokoと2台でロンドンを8時半に出発し、ブライトンに狙い通りの午前11時に到着。思惑通りの一日を過ごす事ができたのであったが・・・




ブライトン到着!! BUSY BEE MC CLUB内にパーキング。
メインステージに近いところに停められてラッキー! クラブのメンバーで良かった・・・
(下手をするとメインステージまで徒歩20分ほどかかる所に停める羽目に!)
右写真の撮影:Leather Gir Hiroko




ビジー・ビーMCCのスタンド。メンバー達にはティーや食べ物が提供されてます。
メンバーでなくても気軽にご馳走になれて、クラブのグッズを購入してお返し。ギブ・アンド・テイクのいい形。
ケーキにヘロヘロ文字が書かれていてキュート。




止む事が無い排気音と長い列。
会場の端が毎年の事ながら全く見えず・・・




そろそろピークの正午過ぎ。




L: リンデンは自走で来て午後には「Diamonds」としてバンド出演。
R: Norton Owners Club ブース




L: 59クラブのブースも当然あります。
R: その59クラブの名物(?) のPound cakeとBread Pudding!! ここでもティーが振舞われているのでメンバーはほっと一息。




L: 頭からつま先まで決まったROCKER!!
R: Moto Guzziのカフェも雰囲気あり。日本ではあまり見ない?




毎年ブライトンで再会するKevin。ゴールドのサンダーバードとマッチングのAVIAKITのヘルメット。




L: ブラックで統一されたBSA二気筒、渋い。
R: エンジンがブラックアウトされたドミレーサー。重厚で戦闘的!!




L: Douglas Dragonfly、カフェには無いしっとりした魅力。
R: Alloy Tank & Clip onで決まったMoto Guzzi。




穏やかな海からの風と日差しの中で各々のリユニオンを楽しむ。




L: Battersea Rockers!!
R: 夏の終わりに最高の日差し。

 ジェイク達が中々現れない。ブライトンのいつものパブには居るようだが、のんびりとビールとランチを楽しんでいるようだ。渋滞に巻き込まれないように、3時〜4時ごろに出発して高速道路でさっと帰ろう、とレザーガールと打ち合わせをしていたが、ジェイク達を待っていると既に4時になってしまった!やっとシーフロントで出会えたジェイクに開口一番「帰りは一緒にロンドンへ戻るんだろう?」と言われ、「今回はパワーセーブのために高速道路で早めに帰ろうかと思ってるんだ・・・」と言うのが早いか、「OH-!一緒に帰らないのかよ〜〜〜〜。他にメイト(仲間)が出来たのかよ〜〜〜、しかもパワーセーブって何だよ〜〜〜!!」と半分冗談で、そして半分拗ね気味だったため、パワーセーブを諦めて(?)レザーガールと共に今年も復路はMean Fuckersと帰る事に決めた。同行する事を諦め顔で伝えると「他のメイトはもう帰っちまったのか〜〜? じゃあ、一緒に帰るんだなぁ?」とここでもイングリッシュの愛嬌&皮肉ジョークが炸裂。こうなった以上、とことん疲弊する覚悟をしなくては、、、




L: オイルインフレームのカフェレーサー・トライアンフ。
R: スクーターも派手なら乗り手の恰幅も見事。




L: スクーターに囲まれて所在無さげなBSA スピットファイアー。
R: W650に乗るレディーはドイツから遠征。







R: 70年代初頭のBSA 3気筒。そのジャケットはこの日の気温にはミスマッチだと・・・




L: ニューボンネの無機質でクールなカフェレーサー。
R: 別体BSA2台組み。車両も似ていれば、二人も似ているような・・・




L:海辺にそっと停められたNORGOLD RACER。







L: ドレープでバシッと決まった THE RHYTHM ACES!!




海辺で愛車に腰掛けながら飲むビールはさぞ美味だろうな。




ラインが綺麗なメーターブラケット。クローバーのトップナットも自作品。




ROBIN!! Top Rocker in Brighton!!
この容姿でさらに2m近い長身。







あ、また写真撮ってるのバレた!!




L: トラカブは乗り手にちょっと小さ過ぎ?










Madeira DriveのMotorcycle色とビーチの対比。




5時頃になると日も傾き、そろそろお開き。




大男二人に持ち上げられるの図







CAPTAIN JAKE AND ROCKIN' ROBIN!!
(Photo by Deriyan)







祭りの後。すっかり静かなシーフロント。




ロンドンへの帰り道。




パブ到着。さすがのジェイクもぐったり。




クラッチだけでなく、スロットルも重かったディキシーのMOTO GUZZI。

 ブライトンを出発したのは結局6時で、渋滞真っ只中の最悪の時間帯!! 10台ほどでブライトンの小道を爆走し、去年同様に素晴らしく見晴らしの良い草原の間を駆け抜けたのは良かったが、ロンドンに近づくにつれて渋滞にどっぷりはまっていく。信号で止まってはアクセルを思いっきり開いてのスタートを繰り返し、びっしりつまった車の合間を所狭しと秩序も無く我先にとくぐりぬけ、そんなストップ・アンド・ゴーの繰り返しで疲弊してくるとある種の麻痺状態に陥る。それは不思議なもので非常に危なっかしい走り方をしているのに、危ないと感じなくなる。疲れ切っているはずなのに、より集中し、鋭がっているような感覚だ。(傍から見ると危ない走りをしているんだろうけれど・・・) そんなこんなでパブに着いたのは結局夜の9時半過ぎ・・・今回はテムズ・フェスティバルという祭りが中心街でがあったため渋滞が殊更ひどく、さすがに皆疲れていたがやり遂げた感たっぷりのようだった。Moto Guzziのカフェに乗るディキシーは「俺のバイクのクラッチは重いし、さらにスロットルも重い(!)から両手が痺れて何が何だか分かんなくなっちまったー。」と半分寝かけながら帰っていった。何はともあれ、今年もやりきった感たっぷりの濃いACE CAFE REUNIONが幕を閉じた。来年こそはパワーセーブか?でも結局、疲労困憊の予感大。



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