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      そう、洋書「ROCKERS!」のなかにある一コマ。 
      この写真の雰囲気が大好きだった。 
       
      土曜日の夜になじみのカフェでたまっているロッカー達。 
       
      誰かがジュークボックスにコインを入れる。 
       
      ロックンロールにあわせて踊りだす奴がいる。 
       
      そこにはどんな曲が流れていたんだろう。 
      彼のブーツはステップにあわせ、どんな音を立てていたのだろう。 
       
      きっと当時はこんな光景が当たり前だったのだろうし、 
      そのあたりまえだった空間に憧れた。 
       
       
       
       
       
      
      
        
          
              ある日曜日、BUSY BEE CAFE MOTORCYCLE CLUBの人達がACEに集まり、ショートランをするというので遊びに行った。エースカフェをでてノースサーキュラーを走り、ゴルダーズ・グリーンという地区に入って行く。どんどん住宅地に入っていくのでいぶかしく思っていると、まさに住宅地が並ぶ建物の一角にあるカフェで止まった。何故わざわざこんなへんぴな所に来たんだろうと思いつつ、カフェの入り口の階段を下りていく。 
             
             こじんまりしたカフェで、天井も低い。とってつけたようなテーブルとイス達。 
             
             ここへ来た意味もまだわからないまま、オーダーをし席に付くとある写真をみせてくれた。そう、上述の写真だ。まだなんのことかわからずにキョトンとしていると・・・ 
             
            「ここは、この場所でとられたものなんだ。」と!! 耳を疑った! 
             
            確かに、内装は変わっているが写真がとられた場所から見てみると柱と店の狭さが同一のものだと教えてくれる。 
             
            写真集の中には「The Cellar」(セラー)と書いてあるが、それは当時のここの店名か、それともカフェが地下にあることを意味しているのかはわからないが、このカフェ「ダグ・アウト」はまさにその場所だった。 
            (Establish 1919とあったので当時から同じ名前だった可能性が高い。) 
             
            一緒に行ったトライトン乗りの1人が言った。 
             
            「当時はACE CAFEやBUSY BEE、それにここにもたまに来たんだ。」 
             
            「今日は40年ぶりにここに来たよ。」と。 
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      そして再びACE CAFEへ!! 
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