REAL ROCKERS & TEDS PLACE "Pavilion"& Batterse Rockers!!
 一体ROCKERSやTEDSはどこにいるんだ? ACEに行ってもそんなにおらんし・・・59クラブなんていつもガラガラだし・・・

 しかし、バタシーロッカーズが教えてくれたこの場所こそがROCKERSそしてTEDSの溜まり場である!

 このパブの名は「パビリオン」、60年代には「Up the Juction」という映画の中で使われたことがあるらしいパブだ。

 このあたりはロンドンのやや南西、テムズ川よりも南の地域で近くに「チェルシーブリッジ」がある。60年代当時、チェルシーブリッジ近辺にはいくつかのお茶の売店「Tea Stall」があったらしくROCKERSが集まる場所の一つだったらしい。1995年にチェルシーブリッジリユニオンが開催されたのもこの名残ではないかと思う。

 パビリオンがあるBattersea(バタシー)という地域は巨大な発電所が有名なところだ。(写真参照)この発電所は今では使われていないらしいが、その巨大さには圧倒される。特に、パビリオンに行く際はそれを右手に見ながら走るのだが、暗闇の中にそびえ立つ姿は非現実的で思わず見入ってしまうほど。(バンド「ピンクフロイド」のアルバムにこの建物が使われているものがあるのを偶然見かけたことがある) さて、なぜこんな観光話をしたかというと、バタシーロッカーズたちのトレードマークにはこの建物と犬が描かれているからだ。(写真右のデザインには建物のみ。ワッペンには犬もいる) 犬の由来はそのあたりがBattersea Dog's home(バタシー 犬の家?)という名の駅、場所?があるかららしいが、きちんとまだ調べてないし、どうでもいい。ま、いかついおやっさんたちのイングリッシュユーモアを垣間見ることができる。

 彼らバタシーロッカーズは当時からの仲間だそうで、10〜15年ほど前につくった集まりらしい。メンバーは20数名ほどいるらしいく、その中にはかつてROCKERだった仲間が再び舞い戻ったりしているらしい。

 このパビリオンは普段は普通のパブだが毎週金曜日はロックンロールナイト!! ステージではそうそうたるメンバーが毎週演奏する。中でも70年代からずっと活動している、ロックンロールバンド「Flying Saucers」が毎月、しかも無料で見れるということは何という事!! もう、ROCKERS&TEDSには絶対来てもらいたい場所なのである!そしてその日、バタシーロッカーズたちは必ず同じ場所を陣取って座っているのが笑える。

 
発電所へのリンク:http://www.thepowerstation.co.uk/bps_site_001/





Battersea Rockers at the ace cafe london




左:バタシーロッカーズのデニー。彼はいつも自作のCDを持ってきて売っている。
それらは千円強で買えるのでありがたい。ただし、海賊版!!

右:フライングソーサーズのサンディ・フォード